パスタ
 

 家庭菜園で採れすぎてしまい食べきれない野菜は小分けにして冷凍保存するのですが、その冷凍野菜を使って生パスタを作るととても美味しいです。 

ご家庭に普段あるような材料で簡単にできますので、パスタが急に食べたくなった時に乾麺がなくても本格的なパスタを食べることができます。 

 我が家では毎年シュンギクを植えるのですが、ほんの数株なのに毎日食べる速さよりも新芽が出てくる方が早いために大量に余ってしまい冷凍保存しています。
そこで今回はシュンギクを使って生パスタを作ります。






冷凍野菜を使った生パスタの材料


材料(2人分)

  • 強力粉・・・170g
  • 塩・・・3g
  • 卵・・・全卵1個
  • 冷凍野菜(シュンギク)・・・50g
  • オリーブオイル・・・大さじ1
  • 水・・・大さじ1~2杯くらい(冷凍野菜の水分と卵の大きさによって加減)
  • 打ち粉用の強力粉・・・必要に応じて


材料

生パスタ作り方


  1. 耐熱の容器に入れて冷凍野菜を2~3分温め、フードプロセッサーやミルミキサーに入れ水を大さじ2杯加えペースト状にします。野菜に水分が多くペースト状になりやすい時は、水はなるべく少なめの方が混ぜやすいです。
  2. ボウルに強力粉を入れ、よく溶いた卵、塩を入れて箸で軽く混ぜ合わせます。ポロポロになった状態にします。・・・(A)
    強力粉に卵
  3. (A)にペースト状にした冷凍野菜を入れて、この時は箸ではなく、使い捨ての手袋などをして手のこぶしを使い、中に折り込みながら塊になるくらいまでよく混ぜ合わせます。・・・(B)
  4. (B)をこねていると、グルテンが出てに弾力が増します。
    この時に、こぶしで押すとすぐに戻ってくるようになるまで混ぜるのが目安です。・・・(C)

  5. 生地
  6. (C)にオリーブオイルを入れて更によくこねます。
    オリーブオイルが均一になるように混ぜ合わせて下さい。・・・(D)
    オリーブを加えた生地
  7. (D)を表面がなめらかな丸に形を整えて、ラップに包み冷蔵庫で2~3時間ほど寝かせます。・・・(E)
    *寝かしている間にカルボナーラのソースを作ります。
  8. 大きめのまな板のように平らで広い場所を確保して、強力粉をふり、(E)を厚さ1ミリ程度になるように麺棒で薄く延ばします。強力粉は多めの方がくっつき難く作業がしやすいです。・・・(F)
    *この時に家庭用の製麺機があるととても便利です。
    今回私は、製麺機を使いました。
  9. パスタをカット

    また、麺棒や製麺機のほかにクッキーを作る時に生地を伸ばすローラーも便利です。
    ローラー
  10. (F)を三つ折にして3ミリから7ミリほどのお好みの太さに切ります。
    細くても太くても、どちらも触感が違って美味しいです。・・・(G)
    生パスタ
  11. 大きめの鍋にたっぷりのお湯を用意し、塩を入れ(G)を茹でます。
    茹でた生パスタ

    3~5分で茹で上がりますが、パスタの厚みによって時間が変わります。
    茹で上がりの目安としてパスタが浮いてきます。
    薄く伸ばした時に厚めになってしまった場合は少し長めに茹でて下さい。
    茹であがったパスタはザルで水切りをします。
    ザル

    生パスタはこれで完成です。


生パスタを使ったカルボナーラの材料


材料2人分

  • たまねぎ・・・1/2個
  • バター又マーガリン(オリーブオイルでも代用できます)・・・大さじ2杯
  • コンソメの素・・・小さじ1杯
  • 小麦粉・・・大さじ山に1杯
  • チーズ・・・大さじ山に3杯(スライスチーズでもピザ用チーズでも大丈夫ですし、チーズの量はお好みで変えて大丈夫です。
    多ければこってりした感じに仕上がります)
  • 牛乳200cc
  • 卵黄・・・2個
  • 塩・コショウ・・・(適量)
  • 水・・・必要な場合のみ
  • パセリ・・・必要な場合のみ


生パスタを使ったカルボナーラの作り方


  1. フライパンを熱し、バター(マーガリン)又はオリーブオイルを加えます。・・・(A)
  2. (A)に薄くスライス状に切ったたまねぎを入れよく弱火から中火の間くらいで炒めます。
    たまねぎのスライス

    たまねぎに茶色く色が付かないように透明を維持しながらよく炒めます。
    たまねぎのスライス
    たまねぎが柔らかくなったらコンソメの素を加えます。・・・(B)
    *この時にお好みでハムを細切りにしたものを加えても美味しいです。
  3. 弱火にし、(B)に小麦をを加えよく炒めます。
    小麦粉がよく混ざりあった頃に、見た目で火が通ったことがわかるので長く炒めなくても大丈夫です。・・・(C)
  4. 弱火のまま、(C)に牛乳を少しずつ加えながらよく混ぜ合わせます。・・・(D)
  5. (D)はクリームシチューくらいの固さですが、好みで水を加えて調節します。少し緩めでも最後にチーズを入れるといっきに固くなります。
    濃厚な感じのカルボナーラがお好みの場合は硬めが美味しいですし、サラサラした感じが好きな場合は好みの硬さまで水を加えて下さい。・・・(E)
    ホワイトソース
  6. (E)にチーズを加え手早く混ぜあわせます。・・・(F)
    チーズを加える
  7. (F)に塩コショウをして味を調えます。・・・(G)
    *バターを使用した場合はバターにも塩分がありますし、チーズの塩分とコンソメの素にも塩気がありますので、塩コショウをする前でもかなり塩分があります。
  8. 新しく用意したボウルに茹であがったパスタを入れ(G)と混ぜ合わせます。生パスタが出来上がりの方が美味しいので、ソースを先に作っておいて、パスタの茹で上がりに併せてカルボナーラのソースを温めておいて下さい。・・・(H)
  9. (H)に卵黄をいれ手早く混ぜ合わせてお皿に盛ります。
    生パスタに卵黄

    *お好みでパセリを散らしたら保存した冷凍野菜でつくった生パスタの完成です。
    生パスタ完成


まとめ


 文字で表すと長くなりますが、カルボナーラのソースは短時間でできます。

たまねぎを厚く切ってしまうと長く炒める必要があるので薄めがおすすめです。 
パスタは柔らかめが美味しいですが、硬め方が打ちやすいです。
お好みで強力粉の分量を変えてください。
今回はシュンギクを使いましたが、ニンジンや、ホウレンソウ、トマト、小松菜など色々な野菜で楽しめます。 
殆どの野菜は冷凍で保存ができますので、多く収穫しすぎてしまった時に保存して、好きな時に作ってみると楽しいです。

是非お好きな野菜でお試しください。