じゃがいもの葉




 


 冬は栽培できる野菜が少ない時期ですが、2月くらいから植えられる野菜が増えてきます。

良く使われる野菜で、栽培が比較的楽な2月に植えるおすすめの野菜と併せて植えたいコンパニオンプランツになる野菜をご紹介します。




2月に植える野菜ランキング


2月に植える野菜 おすすめ第1位 じゃがいも


じゃがいも



 なんといっても栽培が楽。

じゃがいもの栽培期間はおおよそ3ヶ月なので、2月に植えるとちょうど5月~6月の 梅雨前ごろに収穫ができます。 

じゃがいもは長期保存ができる野なので是非活用したいところです。
 
じゃがいもは、植え付け時に元肥を施し、芽かき・土寄せの作業はあるものの殆ど放置で栽培可能です。 
じゃがいもはナス科で、同じナス科の後作としては不向きであり、同じくじゃがいもの後作として他のナス科の栽培も連作障害が出るので不向きです。 
ところが、じゃがもだけの連作にはわりと強い。 
勿論消毒は必要となります。
 
地植えはもちろん、バケツ栽培や袋栽培も可能なので気軽に栽培がはじめることが可能です。

 じゃがいもの土の消毒方法は、家庭菜園の土壌還元消毒に記述したので参考にして欲しいです。 



 じゃがいもと混植したいコンパニオンプランツは、ニラ・ネギ~土壌病害を防ぐ 。
 じゃがいもと混植としたり、前作で避けたい野菜は同じナス科目の野菜でトマト・ナス・ししとうなど~連作障害がおきる。



2月に植える野菜 おすすめ第2位 べんり菜


べんり菜




 「べんり菜って知ってる?とにかく便利よ、植えてみて」 と人に教えていただいて知ったべんり菜。
ネーミングは洒落なのでしょうか?

 このべんり菜の優秀なところは、ほぼ年間を通して栽培できることです。

べんり菜の正体は、アブラナ科の野菜で小松菜とチンゲンサイをかけあわせた品種です。
見た目も小松菜とチンゲンサイにそっくりで、クセが全くなく小松菜よりボリュームがある野菜が収穫できます。

冷凍保存が可能なので、一度に収穫しすぎてしまった時も使いやすい大きさに刻んで密封した状態で冷凍するとかなり保存がきき、あと一品おかずが必要なときに、さっと炒めて使えてとても便利です。 

栽培期間が2ヶ月弱と非常に短いので年間通してなんども栽培が楽しめます。

シュンギクとの混植が相性抜群。 



 ●べんり菜と混植したいコンパニオンプランツはシュンギク~害虫を防いでくれる 
 ●前作・後作ともに連作障害はでにくい野菜だが、やはりねこぶ病の心配があるので おなじアブラナ科の野菜のキャベツやブロッコリーは避けた方が良い。



2月に植える野菜 おすすめ第3位 レタス


レタス



 レタスも基本放置でよいので育てやすいおすすめの野菜です。 

結球するタイプより、サニーレタスのような品種のほうがより栽培しやすいです。

サニーレタスは、放置しておくと背丈ほど高くなりかなり、外側から収穫していくと、一株で何日も収穫できるため、あまり株数は多くなくても良いです。 

そして害虫がつきにくい。
レタスには青虫はつかない。 

特性を活かして一緒に植えて相性が良い野菜はアブラナ科全般の野菜。
2月だとキャベツがおすすめです。 

 レタスはその姿から想像しにくいが、キク科の野菜なので前作と混植はキク科は避けた方がよいです。



レタスと混植したいコンパニオンプランツはアブラナ科のキャベツ~害虫を防いでくれる。
レタスと混植をさけたい野菜はニラ~生育が悪くなる



2月に植える野菜 おすすめ第4位 ニンジン


ニンジン


 ニンジンは、大きくなっていく過程で数回間引きが必要となるが基本放置でよいため栽培が楽です。 

ニンジンは発芽率が若干劣るので、発芽さえしてくれれば後は勝手にニンジンになるイメージです。 

 地中に食べる部分ができる野菜は、科が違っても同じように地中に食べる部分ができる野菜とは一緒に 植えない方がよいため、大根やじゃがいもなどとは、混植しないほうが良いです。 

 ニンジンはエダマメと相性が良い。 
しかし同じマメ科でもインゲンと相性が悪いので注意が必要。




ニンジンと混植しいたコンパニオンプランツはエダマメ~害虫を防ぎ、生育を促進する効果がある。 
ニンジンと混植を避けたい野菜はインゲン~生育が悪くなる。



2月に植える野菜 おすすめ第5位 ダイコン


ダイコン


 大根は移植を嫌うので、ポットで育てて地植えする工程をとらず、最初から地面に種を蒔く野菜です。 

地中で大きくなる野菜なので、地面を深めに耕す必要があるが後は手間いらずです。

大根は葉の部分も美味しくいただけるため、無農薬で栽培すれば自宅で安心して葉の部分が食べられます。 
わたしはむしろ実の部分より葉が大好物。 



ダイコンと混植したいコンパニオンプランツはハコベ。もし生えてきたら抜かないでおこう。~生育を促進する またマリーゴールドも良いとされている。 
ダイコンと混植をさけたい野菜は長ネギなどネギ全般~根がまがる。




2月に余裕があったら植えたい野菜


 ビーマン・ナス・ししとうなどのナス科目の野菜です。

ナス科の野菜は早ければ3月くらいから店頭に苗として並びます。 

しかしナス科の野菜は寒さに弱いために、早い時期に植えても霜にあたると枯れてしまいます。 
少し遅めに植えても夏の間中、十分収穫できるので急いで栽培しなくても良い野菜になります。 

  ただし、種から育てたいと思う場合は苗になるまで時間がかかるため、この時期に種まきが必要となります。 
霜があたらなくて暖かい場所を確保できる環境があれば、2月に是非植えてみたい野菜の種のひとつです。 
その場合ポット蒔きして苗をつくり春を待ちます。




まとめ


 2月に植えたいおすすめの野菜で、わりと手間がかからず基本放置でよい野菜で食卓にも並ぶことが多い5選あげました。

紹介したコンパニオンプランツも是非一緒に育ててみると楽しい! 2月は家庭菜園が始動しはじめる時期なので、最初に年間の区画割の計画をたててみるのもおすすめです。 

わたしの年間の区画割の計画は別の機会に記事にしたいと思います。